....はあ....はあ.... ....くそっ!なんでオレがこんな目に.... ....つかまりたくねえ....こんなことで.... 誰か....誰かがやったことにするんだ....! ....そうだ、あいつだ.... あいつがやったことにすれば.... 8月3日 午前9時47分地方裁判所 被告人第2控え室 ナルホド: (うう....。キンチョーするなあ....) チヒロ: ....なるほどくん! ナルホド: あ、 しょ、 所長。 チヒロ: ふう。なんとか、 間にあったわね。どうかしら? 初めての法廷は。 ナルホド: こ, こんなにドキドキするの、小学校の学級裁判のとき以来です。 チヒロ: ....それはそれは。ずいぶん、 ごぶさたしてるのね。 ナルホド: え、 ええ、 まあ。あの....所長。今日は、 すみません。いそがしいのに....。 チヒロ: ううん、 かまわないわ。カワイイ部下の初舞台だもの。....それにしても。初めての法廷で殺人事件をあつかうなんて、 すごい度胸ね。感心するわ。あなたにも、あなたの依頼人にも。 ナルホド: は、はい....。....偖りがあるんですよ。ヤツには。 チヒロ: え....。あの、 依頼人の方に? ナルホド: ええ。....実は、ぼくがこうして弁護土になったのも、ある意味、ヤツのおかげ、みたいなところがあるんです。 チヒロ: ....それ、初耳ね。 ナルホド: そ、そうですね。
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